2014年7月7日月曜日

628高円寺上映トークライブ報告

鷹と遊んだ1日!

高円寺プレミアム上映会

6月28日(土)会場:高円寺パンディット

「ぬくめどり」の上映とトークを交えてのイベントを開催したいと企画を持ち込んでくれたのがライブ界に生き、阿佐ヶ谷ロフトの店長であった奥野テツオさん。昨年新しいお店を開いたそのお祝いもあり、喜んで協力させて頂きました。映画関係ではプロデューサー平林猛、総監修の蔵原惟二監督、そして「ぬくめどり」監督の杉浦弘子。トークゲストには、田籠善次郎鷹師、大塚紀子鷹匠、劇作家でご自身もフクロウを飼っている高木尋士さん、鷹匠のモノマネをされるくじらさん、そして九州からかけつけてくれた鷹匠で「そらたか」代表の真野将孝さんと、異色の顔合わせのライブでした。



上映会が終わり、映画についてのトーク。右から平林プロデューサー、
杉浦監督劇作家の高木さん、パンディット店長の奥野さん。
平林プロデューサー。徳川家と鷹狩を調査中!
映画の上映が102分。ビールやジュース片手に上映会を楽しみました。その後に、映画紹介。平林プロデューサーから、この高円寺は三代将軍徳川家光が鷹狩の途中に「宿鳳山高円寺」へ立ち寄ったという故事があり、その縁での開催であることを説明。杉浦監督からは、鷹の撮影の難しさ、撮影の秘話を披露しました。
続いて、田籠善次郎鷹師、大塚紀子鷹匠が鷹を据えて登場。今回はハリスホーク(モモアカノスリ)という鷹で、人前でも落ち着いていることから今回のイベントに参加してもらいました。高木さんからフクロウと鷹の飼い方の違いなどの話があり、猛禽類仲間の話に花が咲きました。

右から大塚鷹匠、田籠隆師、高木さん、奥野さん


2回目のトークは、鷹匠のモノマネのくじらさん。鷹匠の暮らしや
素朴な質問の後、鷹匠のモノマネをして本物の鷹を放つしぐさをしましたが、足皮を付けたまま飛ばそうとしたので、鷹もあわてた様子。
ちょっとヒヤリとしましたが、楽しい対決?でした。

木彫りの鷹を携えてくじらさん登場。本物の鷹を据える
そして、九州熊本からかけつけてくれた「そらたか」代表で鷹匠の真野将孝さん。外国から輸入している鷹狩グッズの一部を紹介してくれました。
鷹を腕に据えるときに着けるグローブ。日本ではエガケといいます。外国製のグローブは、鷹匠の手を守るために、皮が固く、男性用の手袋のようにステッチが外に出ています。日本では柔らかい鹿皮を使い、肌に近く、鷹の足にも優しいという特徴があります。道具ひとつでも日本と海外では異なることに、来場者も興味しんしんでした。

真野さんが海外の手袋を紹介。厚い皮で重い・・・・。右はくじらさん

川井さんを囲んで感激の4ショット

そして会場にお越しくださいました川井さん。「ごんべが種まきゃカラスがほじくる」という子どもの囃し歌で有名な、川井権兵衛さん。この権兵衛さんの末裔です。権兵衛さんは、綱差(つなさし)という役職で、鷹狩に使う鶴や雉を捕まえる人の事です。昔御鷹場であった目黒の駒場野というところに住んでおられ、今でもカラスを追いかけた棒が、保存されているそうです。現在の鷹匠と綱差が並んで記念撮影です。

お客さまのよねっちさん。じゃんけんで見事、鷹を据える権利を獲得。この笑顔。よねっちさんは、ケルティックPOPバンド、“トゥクトゥク・スキップ(TUK TUK SKIP)”バンドマスターでマンドリンなどの弦楽器奏者。



よねっちさんの見事な鷹の据えっぷり! 

諏訪流放鷹術保存会の皆さん、くじらさん、真野さんと


出演者とスタッフの記念撮影


















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