2014年4月17日木曜日

完成記念特別試写会

4.10日比谷コンベンションホール
映画「ぬくめどり」完成記念特別試写会

若葉、青葉が美しい日比谷公園の一角にある日比谷図書文化館、旧日比谷図書館の
地下にあるホールで開催しました。

13時、16時、19時と3回も強気で上映することになって、会場を予約した
時には、不安もいっぱい。せめてお天気だけは・・・と願っていたら
今年一番の暖かさ。

5月中旬の気候という明るいニュースに背中を
押され、試写会のスタートです。

ここで、一言お詫びを。
いつもは走りまわって写真を撮っていたのですが、この度だけは
監督という立場となり、あまり写真を撮れなかったのです。
ですから、ご来場の皆さん、関係者の皆さんの記録が少なくて
本当にごめんなさい。(杉浦)

感謝の試写会!

知人、友人が職業や立場、肩書などまったく関係なく、上映会成功に向け一丸となって
作り上げてくれました。
試写会の総指揮は、平林猛プロデューサー。
受付は、カメラマン、プロデューサー、版画家・・・となんとも申し訳ない。
会場入り口で案内してくださった諏訪流門下生の菊池さん、ありがとうございました。
そして、司会の一ツ木屋文右衛門さん。ありがとうございました。


田籠鷹師と平林プロデューサー(撮影:富高英之さん)

後方、総監修の蔵原監督。左からスチールの宮下さん、
会場まわりの木村さん。美術、展示受付を手伝って頂いた
版画家の石橋さん。石橋さんはポスターの原画を作ってください
ました。
上映準備は、いつものように椅子を運んだり、スタッフの食事を確保したり、会場にパネルを頼んだりと、いつものこと。
・・・・・しかし、この日は、勝手が違う。
服装も動きにくいし、あぁ、自分が主役なんだ。と頭で考えてもまったく実感がない。

まぁいいかと。椅子を運ぶ。

午前中のリハーサルでのこと
杉浦監督(^^)
「音が少し大きいんじゃないの?」

技術
「お客様が入られると音を吸収するから
ちょうどよくなります」

「はぁ~そうなんだ」と納得したのですが、
実際に、そんなにお客様にいらして頂けるか?とそちらの不安がのぞく。


そんなやりとりがあって、

1回目の上映は、13時から。

12時くらいからお客様が来られて200名の座席は、ほぼ満席。音もちょうどよくなった。
(映画館の音響には負けますが・・・)

こんなにお客様に来て頂いて、ありがたいやら嬉しいやら。
お金を頂いての上映です。見合った作品かどうか、お客様の反応が気にかかります。



左は平林プロデューサーの奥様。姉と義兄です。はるばる
埼玉県からお手伝いかけつけてくれました。右端のメガネ
の男性は来場者担当の佐藤さん。
ポスターは全部で6種類。楽しげな受付になりました。後ろ姿
ですが、支援者の渋谷アカームの川端さん(右)と助川さん。
メディアではNHK、TBS、フジTV、テレビ東京、サンケイ新聞、文芸春秋、日刊ゲンダイから来て頂きました。

トークショー、「鷹と将軍」の執筆者岡崎寛徳さんと大塚紀子
鷹匠、杉浦弘子監督。司会は、一ツ木屋文右衛門さん(撮影:富高英之さん)
あとは、東京国際映画際の元事務局長福田さんと現在の事務局の中川さん。
鈴木清順監督の門下生?お二人が来てくださいました。

上映後の舞台挨拶は、田籠師匠と
大塚鷹匠の挨拶。
そして蔵原監督の挨拶は、堂々として
素晴らしかった。
新米監督は、足がガクガクすることを初めて体験。

2回目はやや少ない来場者でしたが
3回目は、8割くらい
たくさんのお客様や関係者の皆さまに見て頂きました。


右は鷹匠の稲田さん。次は母、叔母母子。(うちわですみません)
大塚鷹匠と支援くださっている渋谷アカームのシェフ
助川さん。
上映が終わって出てこられた皆さんの表情は明るくて
ほっと安心しました。
「ぬくめどり」の精神は、言葉で伝えるのは難しく、
映画の「本気」。報道で使う用語なのですが、この「本気」が表現できたのか不安でした。

ただ、
1回目を見終わって、「とてもよかったからもう一回見たい」と
2回目も見てくださった方がいました。
琴線に触れる何かを感じてくださったのかなと
思い、とても嬉しかったです。

帰る方々が次々と
「おめでとう!」
「よかったよ!」
「なんどもグスンとなったよ!」

と言葉をかけてくださったり、握手を
求めてくださったり、
大塚さんのために、本のサイン場所を作ればよかった・・・・
喜んでくれてよかったと思いました。

映画は、出演者や作り手や支援者、デザインやPRなどいろんな方々に参加していただくので、本当に「皆さんのお陰」なんですね。
何十人何百人のお世話になって出来た作品です。

よく
「映画は監督のもの」というそうです。

しかし・・・・・・

それぞれの思いを持って参加し、支援して
下さっている。自分の「ぬくめどり」でいいと
思います。

「映画はみんなのもの」そう確信した映画づくりでした。

映画づくりの思いで

初めての鷹との出会いは、撮影を始めたころ、鷹を驚かせてはいけないと
鷹を据えた鷹匠の後ろを歩いていた時のこと、鷹匠から

「鷹の後ろを歩かないで下さい」
と注意される。

はて?

「鷹は後ろが苦手なんですよ」とフォローしてくれたので
なんとかその場は切り抜けました。
以後、鷹の後ろは歩かない。鷹に近づいての撮影は行わない
など、経験を積めば積むほど、鷹の撮影の方法が分かってきました。
田籠鷹師と記念撮影

そして、鷹がわからない・・・・
最初は、オオタカもハヤブサもハリスホークもわからない・・・
しかも、兄弟、姉妹もいるので、色や羽の文様など似ていて
見分けがつかない。撮影を続けていくうちに分かってきましたが
初めての鷹の撮影で戸惑うことばかりでした

撮影では、2月はじめの大雪の日の撮影は
本当に苦労した。御岳まで5時間。
山道は雪と凍っているためロケバスは1mごと進むという
ようなスピード。絶妙な運転でとても助かりました。
この時ほど、プロのドライバーに頼んでよかったと思った
ことはありませんでした。
堀企画の宮腰ドライバー、本当にありがとうございました。

田籠師匠、大塚鷹匠はじめ門下生とスタッフは膝ほども
ある雪に阻まれながら、寒さに震えながら撮影を行いました。
そんな雪の行軍から生まれたのがオープニングの映像です。

辛い思い出もたくさんりますが、今では楽しい思い出に。

協力下さった皆さん、ありがとうございました!!


打ち上げ会場での平林プロデューサー。2年間お疲れさま
でした。手前右は門下生の菊池さんと山田さん。


再び映画を上映しながらの打ち上げです。大塚鷹匠の映像に
大塚鷹匠のご挨拶。師匠ともども長い一日でしたけど、本当に
ありがとうございました。

浅草「染太郎」のご主人。大極カメラマンが寝食を共に
しながら2年に渡り映像記録している浅草の重鎮。
浅草の演芸史を語るには、この人しかいないとのこと。
隣の美女は冨澤監督の娘さんです。
諏訪流門下生最年少の朔弥さんもお母さんともども参加し
てくれました。かわいい衣装がとっても印象的。よく似合って
いました。早く鷹を飼えるといいね。










二次会。手前は赤坂「グランヴィア」のマスター。映画の支援者です。
左から映画もボスも応援してくださっている日中商会の謝さん。
奈良さん、デザイン担当尾山さん、冨澤さん、セーンジャー
さん、制作進行椚山さん、門下生龍さん、編集の川井さん。

手前右が大極カメラマン。撮影してくれているのが冨澤さん

こちらも映画支援者の赤坂「ラポール」にて。
一番後ろがご主人の太郎さん、ななめ前のエプロンを
しているのが、瞳さん。カクテル「ぬくめどり」最高です。
瞳さんの後ろが山梨からかけつけてくれた奈良さん。
一番右は、諏訪流門下生の龍さん。