2014年8月25日月曜日

酒蔵の映画館 深谷シネマ探訪

埼玉県深谷市深谷町9-12 深谷駅北口徒歩10分


市民の力で常設映画館を作ったことで知られる深谷シネマ。1999年に「県北にミニシアターを!市民の会」を立ち上げ、商店街の店舗や銀行跡地
と移転し、現在は300年続く「七ッ梅酒造」跡地に移転しています。
深谷シネマは改装され、屋根瓦と板で作られた外壁が美しい建物です。上映ホールは座席数は57。

敷地内はとても広く、竹内研二館長とスタッフの方に案内をして頂きました。居酒屋、古本屋さん、芸術精米所という映像やイベントが行えるミニホール、出版社やカフェ、鬼瓦の工房まである芸術アートワンダーランドです。
木造の趣のある建物群で、大きな酒蔵であったことがわかります。




酒蔵はステージのみ配置されており、イベントに合わせて座席を作ることになっています。酒蔵は天井も高く、酒樽や蒸留装置があったのだと思うと、江戸時代の威勢のいい
職人さんたちの掛け声が聞こえてくるようでした。



200人ほど入るでしょうか?一部、壁面が崩れているところもあり、維持保存の難しさを感じました。

レトロな雰囲気漂う深谷シネマを中心とした、市民たちが作る交流の場は、これからの映画館文化のありかたの新しい試みだと思いました。

敷地内には出版社、鬼がわら工房、カフェや居酒屋もあります。
カフェのカレーは300円。これを目当てに来る人もいます

酒屋三施設の正面。母屋は交流の場となっています。小物や
手作り豆腐も販売しています。


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